2019年11月には各ブルワリーが醸したこのヒノキビール達が集結するキャンプイベント「富士川ビアキャンプ」を、静岡・富士宮にて開催しました。
このイベントでは、今回の取り組みに間伐体験させて頂いた佐野さんが運営するアウトドアツアー施設”Natural Action”が会場となりました。
賛同頂いたブルワリーはもちろん、地元静岡や東京のローカルな飲食店さんやワークショップ開催者の参画のもと、自然を楽しみながら森を知って貰えるようなビアキャンプ・フェスを開催、参加者は様々なヒノキのビールを楽しみました。
当日は、我々が体験した間伐ツアーを一般の方々にもそのまま体験して頂き、その場でひのきを間伐し、手作りのスウェーデントーチを作りるなど、楽みながら森を知ってもらえるツアーを行うことできました。
その他にも、自然の中で行う森林ヨガを楽しんだり、現役猟師が行うイノシシの解体体験にて、命の大切さや森の恵みを感じて貰うなど、普段なかなか体験することができない経験を通して、参加者の皆さまに自然をより知って頂くことができたと感じています。
また、夜にはアウトドアブランド・パタゴニア日本支社さんからのご協力で、アメリカの野生魚と人工飼育される魚の現状、そして川や海と人々の関わり方に対するフィルム「アーティフィッシャル」を野外シアターで無料上映を行いました。
開催会場そばを流れる”富士川”も、先の記事の通り、水質の低下やそれにつながる駿河湾への影響、そしてその影響が桜えびの減少という形で実際に現れて来ているなど、川や海と人々の関わり方を再考する必要があるかもしれません。
このフィルムは、地域の人々と自然の関わり方を再び考えるきっかけになりました。
そしてビアキャンプの翌日には、Natural Actionさんからのご提案で、イベント会場そば流れる富士川に落ちているゴミを清掃しながら、ラフティングで川を楽しむ無料ツアー「クリーンリバー・ラフィング」を開催して頂きました。
富士川は富士山からの雪解け水が流れ込む日本三大急流のひとつに数えられる川で、古くから甲斐と駿河の水運の要路として人々と関わって来た川だそうです。
ツアーの中で拾えた河川ゴミはほんの一部ですが、遠くから見るだけだと綺麗に見える川でも、実際に訪れてみると足元には数多くのゴミが落ちていることに気付かされます。
間伐のヒノキビール作り、そしてこの富士川ビアキャンプを通じて、普段あまり考えて来なかった自然の現状について知り、考え、そして取り組む機会を得ることができました。関係各位そして参加者の皆様に深く感謝致します。
今後も、自分たちの未来における課題について知り、考え、そしてどんなに小さなことでも継続して取り組んで行きたいと思ってます。